新しく購入したiPhoneの電源を入れてみたときに、起動画面の色が違うのでiPhoneを取り替えて欲しいといったお問い合わせが来るときがあります。
起動画面の色が異なる際に、使用上の不具合はないと知見しているのですが、新しいiPhoneで起動画面の色が通常と異なると気味が悪く、不良品を掴まされたのではないか?
と気になると思います。
今回の記事で分かることは、
起動画面の色が違うという症状に気づいていないかたもいると思いますので、事例の紹介と
通常のiPhoneの起動画面の色はどうなのか?対処法には何があるのかをご紹介していきます。
私が実際にiPhone修理やトラブルシューティングの現場で知見を積んだ対処法になりますのでご安心ください。
1.iPhoneで起動画面の色が違うとは
起動画面の色が違うiPhoneをご紹介する前に、通常のiPhoneの起動画面の色についてお伝えします。
iPhoneの起動画面の色は、iPhoneの画面の枠の色が「白色のディスプレイ」なのか「黒色のディスプレイ」なのかで表示される色が決まっています。
お使いのiPhoneの画面の枠が「白色のディスプレイ」の場合は、起動画面の背景が「白色」でアップルロゴが「黒色」になっています。
お使いのiPhoneの画面の枠が「黒色のディスプレイ」の場合は、起動画面の背景が「黒色」でアップルロゴが「白色」になっています。
起動画面の色が違うiPhoneの場合は、通常と真逆の色になっています。つまり、
お使いのiPhoneの画面の枠が「白色のディスプレイ」の場合は、起動画面の背景が「黒色」でアップルロゴが「白色」になっていて、iPhoneの画面の枠が「黒色のディスプレイ」の場合は、起動画面の背景が「白色」でアップルロゴが「黒色」になっているものを指します。
下記の画像のような感じで、ディスプレイの色と背景画面の色が異なるiPhoneになります。
iPhoneの使用上や性能上は問題ないとのことなのですが、起動画面の色が異なると分かると不安になってくる方もいると思いますので、次項で対象法をご説明致します。
2.iPhoneで起動画面の色が違う時の対処法
iPhoneの起動画面の色とアップルロゴの色を正常のiPhoneに戻すためには、DFUモードによるiPhoneの初期化によって改善出来る場合があります。
iPhoneの写真やLINEなどのデータをまっさらにしてしまう初期化になりますので、バックアップをしっかりと作成してから進めて下さい。
2-1.DFUによるiPhoneの初期化の手順とは
- パソコンとiPhoneをライトニングケーブルで接続
- iTunesを起動
- 「スリープボタン」と「ホームボタン」を長押し
- 押したまま6秒で画面が消える
- そのまま4秒経過したら、「スリープボタン」を離す
- 「ホームボタン」を押した状態のまま6秒経つと
- リカバリーのポップアップが出るので、
- 復元と更新へと進めばDFUへ入ります。
2-2.DFUによる初期化を自分でできない場合は
操作方法が難しそうだ、ちゃんとできているのかよく分からないという場合には、アップルストアまたはカメラのキタムラやビックカメラ、クイックげレージといったアップル正規サービスプロバイダへiPhoneをお持ち込み頂ければ、DFUを使ったiPhoneの初期化を承ることが可能です。
3.DFUによる初期化で改善できない場合はアップルサポートへ
DFUによるiPhoneの初期化で改善ができない場合はアップルサポートへ問い合わせをして頂き、相談をされることをオススメ致します。
起動画面とアップルロゴの色が違うという問題は修理では改善することができませんので、本体まるごとの交換対応になってきます。iPhone本体に画面割れや水没などの外的な損傷がない状態でかつ、iPhoneの保証期間内であれば無料でのまるごとの交換なるかと思いますが、いくらで交換できるかも合わせて確認して下さい。
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