iPhoneのライトがつかなくなった。 再起動もしてみたけれど、直らない。 修理に出すと、いくらかかるのか。
この記事は、そんなあなたのための記事です。
私は以前、iPhone修理店を運営していました。 ライトの故障で持ち込まれるiPhoneも、たくさん見てきました。 その経験をもとに、料金がいくらになるかと、どこに出すと損をしないかを正直にまとめます。
先に結論:あなたの状況別・最短ルート
| あなたの状況 | おすすめ | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 購入から1年以内、またはAppleCare+に加入中 | Apple正規(Apple Store・正規サービスプロバイダ) | 0円(本体の自然故障の場合) |
| au・ソフトバンクの「AppleCare Services」付きの補償に加入中 | Apple正規 | 0円(自然故障の場合) |
| 保証が切れている | 街の修理店と正規の料金を比べる | 正規は本体交換で数万〜十数万円。修理店の部品交換なら 6,480円〜12,800円(対応機種のみ) |
| 古い機種で、ほかにも不具合がある | 買い替えも検討する | ― |
ポイントは1つです。 保証が残っているなら、まず正規へ。保証が切れているなら、街の修理店と比べる。 この順番を間違えると、数万円単位で損をすることがあります。
まだ再起動などを試していない人は、先に「」を試してください。修理しなくても直ることがあります。
修理に出す前に:自分で直る症状か30秒で確認
修理に出す前に、次の3つを確認してください。 修理が要らない人に、修理をすすめるつもりはありません。
ライトのアイコンが押せない(グレーになっている)
コントロールセンターのライトのアイコンが、グレーで押せない状態です。
まず確認してほしいのが、本体が熱くなっていないかです。Appleの公式サポートには、iPhoneが高温になったときに制限される機能として「カメラのフラッシュやその他のカメラ機能が一時的に無効になる」と書かれています。 (出典:)
涼しい場所で本体を冷ましてから、もう一度試してください。 Appleは、カメラやフラッシュが動かないときの対処として、ケース・フィルム・アクセサリを外す(とくに磁石を使うもの)、レンズを掃除する、再起動する、iOSを最新にすることも案内しています。 (出典:)
これで直れば、部品の故障ではありません。
カメラアプリでフラッシュ撮影もできない
ライトのアイコンは押せる。 でも光らない。 カメラでフラッシュを「オン」にして撮っても光らない。
この場合は、ライトの部品の故障の可能性が高いです。 修理を考えてください。
カメラも真っ黒で映らない
ライトだけでなく、背面カメラの映像も真っ黒な場合です。 ライトではなく、カメラの部品ごとの故障の可能性があります。 その場合は「」を見てください。
| 症状 | 自分で直る? |
|---|---|
| アイコンがグレーで押せない | 直ることが多い(本体を冷ます・ケースを外す・再起動) |
| アイコンは押せるが光らない/フラッシュ撮影も光らない | 修理が必要な可能性が高い |
| カメラも真っ黒 | カメラの故障の可能性。修理が必要 |
iPhoneのライト修理料金一覧
ここからが本題の料金です。
Apple正規では「部品の修理」ではなく「本体交換」になる
まず知っておいてほしいことがあります。 Apple Storeや正規サービスプロバイダでは、ライトだけを直すことはしません。本体ごと交換になります。 ただし、機種や症状によっては、カメラ部品の交換で済む場合もあります。料金は点検のあとに確定するので、見積もりの段階で確認してください。
正規サービスプロバイダ(カメラのキタムラなど)の料金は、Apple Storeと同じです。 どちらに出しても、料金は変わりません。
料金は3つのケースで決まる
| ケース | 条件 | あなたの負担 |
|---|---|---|
| ① | 購入から1年以内(Appleの製品限定保証)、またはAppleCare+に加入中で、自然故障 | 0円 |
| ② | AppleCare+に加入中で、点検のときに過失や事故による損傷が見つかった | 12,900円(税込) |
| ③ | 保証が切れている。または、AppleCare+なしで過失や事故による損傷が見つかった | 本体交換の料金(下の表) |
②の12,900円は、AppleCare+の「画面以外の損傷」のサービス料です。 (出典:カメラのキタムラ「Apple製品の修理料金」2026年9月22日確認)
注意:保証内でも「有料」になるケース
ここは、修理店の現場で一番トラブルになりやすいところです。
ライトが壊れた原因が自然故障でも、点検のときに別の場所に「過失や事故による損傷」が見つかると、保証内でも有料になります。
過失や事故による損傷とみなされやすいのは、次のような状態です。
- 画面が割れている
- 水没している
- 本体が曲がっている
- 本体がえぐれている、深い削り傷がある
- カメラのレンズが割れている
- スイッチやボタンがもげている
- 強い力で食い込んで、ボタンが反応しない
- ネジを外して、本体を開けた跡がある
修理に出す前に、自分のiPhoneをこの一覧で見てみてください。
とくに注意してほしいのが、次の2つです。
水没の反応があると、本体交換になります。 iPhoneの中には、水に触れると色が変わるシール(液体侵入インジケータ)が入っています。 点検でこれが朱色(赤色)に変わっていると、水没の扱いになり、部品だけの修理ではなく本体交換になります。
画面が割れていると、料金が変わります。 画面も直すかどうかで金額が変わります。 AppleCare+に入っている人は、画面とカメラを別々に直すより、サービス料(12,900円)を払って本体交換を選ぶ人が多いです。1回の負担で、傷んだところがまとめて新しくなるためです。 当てはまるものがあれば、「0円のつもりが本体交換の料金だった」ということが起こりえます。 その場合は、次に紹介する街の修理店の料金とも比べてください。
AppleCare+なしの本体交換料金(機種別)
| 機種 | 料金(税込) |
|---|---|
| iPhone 18 Pro Max | 160,800円 |
| iPhone 18 Pro | 151,800円 |
| iPhone 17 Pro Max | 160,800円 |
| iPhone 17 Pro | 151,800円 |
| iPhone Air | 141,800円 |
| iPhone 17 | 119,800円 |
| iPhone 17e | 96,800円 |
| iPhone 16 Pro Max | 147,800円 |
| iPhone 16 Pro | 128,800円 |
| iPhone 16 Plus | 118,800円 |
| iPhone 16 | 107,800円 |
| iPhone 16e | 95,800円 |
| iPhone 15 Pro Max | 137,800円 |
| iPhone 15 Pro | 128,800円 |
| iPhone 15 Plus | 116,800円 |
| iPhone 15 | 105,800円 |
| iPhone 14 Pro Max | 134,800円 |
| iPhone 14 Pro | 124,800円 |
| iPhone 14 Plus | 116,800円 |
| iPhone 14 | 105,800円 |
| iPhone 13 Pro Max | 116,800円 |
| iPhone 13 Pro | 105,800円 |
| iPhone 13 | 83,800円 |
| iPhone 13 mini | 74,800円 |
| iPhone 12 Pro Max | 105,800円 |
| iPhone 12 Pro | 94,800円 |
| iPhone 12 | 74,800円 |
| iPhone 12 mini | 63,800円 |
| iPhone 11 | 63,800円 |
| iPhone XR | 63,800円 |
| iPhone SE(第3世代) | 54,800円 |
| iPhone SE(第2世代) | 40,800円 |
出典:(2026年9月23日確認)。正規サービスプロバイダ(カメラのキタムラ)も同額 料金は変わることがあります。最新の料金は、Appleまたは正規サービスプロバイダで確認してください。 表にない機種は、正規店に問い合わせてください。
見てのとおり、保証が切れていると、ライト1つの故障でも高額になります。 古い機種なら、買い替えたほうが安い場合もあります。
キャリアの補償に入っている場合
ドコモ・au・ソフトバンクでiPhoneを買って、補償に入っている人も多いと思います。 ライトの故障に当てはめると、次のようになります。
| 加入している補償 | ライトだけが壊れた(自然故障) | 過失や事故の損傷が見つかった |
|---|---|---|
| au「故障紛失サポート(with AppleCare Services)」 | 0円 | 12,900円(その他の損傷) |
| ソフトバンク「あんしん保証パック(with AppleCare Services)」 | 0円 | 最大12,900円 |
| ドコモ「smartあんしん補償」 | 購入から1年以内は0円(Appleの保証)。1年を過ぎたら交換で負担金がかかる | 交換で負担金がかかる |
- au・ソフトバンクの「AppleCare Services」が付いた補償は、AppleCare+と同じ考え方です。
- ドコモのsmartあんしん補償は、修理ではなく交換です。負担金は通常8,250円、Webで手続きすると7,425円です(税込・機種により異なる)。
- 補償の名前や月額は時期によって変わります。自分の加入内容は、各社のページやアプリで確認してください。
出典://(2026年9月22日確認)
街の修理店(非正規)の料金
街の修理店では、本体交換ではなく、ライトの部品だけを交換します。 そのため、正規の本体交換より大幅に安くなります。
ここでは、全国に店舗がある「iPhone修理アイサポ(あいさぽ)」の料金を紹介します。
| 機種 | フラッシュライト交換 | 作業時間の目安 |
|---|---|---|
| iPhone 14 Pro Max/14 Pro | 12,800円 | 60分〜 |
| iPhone 13 Pro Max/13 Pro/13/13 mini | 12,800円 | 60分〜 |
| iPhone 12 Pro Max/12 Pro/12/12 mini | 12,800円 | 60分〜 |
| iPhone 11 Pro Max/11 Pro | 12,800円 | 60分〜 |
| iPhone 11 | 12,800円 | 90分〜 |
| iPhone XR | 12,800円 | 90分〜 |
| iPhone XS Max/XS/X | 12,800円 | 60分〜 |
| iPhone SE(第3世代)/SE(第2世代) | 9,980円 | 90分〜 |
| iPhone 8 Plus/8 | 9,980円 | 90分〜 |
| iPhone 7 Plus/7 | 9,980円 | 90分〜 |
| iPhone 6s Plus/6s | 9,980円 | 90分〜 |
| iPhone 6 Plus/6 | 7,980円 | 90分〜 |
| iPhone SE(第1世代)/5s/5c/5 | 6,480円 | 90分〜 |
出典:(2026年9月22日確認) iPhone 14/14 Plus と iPhone 15 以降は、料金表にフラッシュライト交換がありません。店舗に問い合わせてください。 料金は予告なく変わることがあります。店舗によって異なる場合もあるので、予約のときに確認してください。
たとえばiPhone 13なら、正規の本体交換は83,800円。 あいさぽのフラッシュライト交換は12,800円です。 保証が切れているなら、この差は大きいです。
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どこで直す? Apple正規・キャリア・街の修理店の違い
| Apple正規(Apple Store・正規サービスプロバイダ) | キャリアの補償 | 街の修理店(あいさぽなど) | |
|---|---|---|---|
| 直し方 | 本体交換 | 交換(ドコモ)/Appleの修理(au・ソフトバンク) | ライトの部品交換 |
| 料金 | 保証内の自然故障は0円。保証外は本体交換の料金 | 補償の内容による | 6,480円〜12,800円(対応機種) |
| データ | 本体が変わるので、バックアップから戻す | 交換の場合はバックアップから戻す | 本体はそのまま |
| こんな人向け | 保証が残っている人 | 補償に入っている人 | 保証が切れている人 |
非正規で修理するときに知っておいてほしいこと
正直に書きます。 街の修理店での修理には、デメリットもあります。
Appleの公式サポートには、Apple以外の独立系修理プロバイダによる修理は、Appleの製品保証やAppleCareの対象にならないと書かれています(店独自の保証が付く場合はあります)。 (出典:)
また、AppleCare+の規約には、「Appleまたは正式な権限を有するApple担当者以外によって開封、修理、改造、改変された対象機器の損傷(原因を問わず)の修理」は対象外と書かれています。 (出典: 第5項(h))
つまり、保証期間内やAppleCare+に加入中の人が、先に街の修理店で直すと損をする可能性があります。 保証が残っているなら、まず正規に相談してください。 街の修理店が向いているのは、保証が切れている人です。
修理と買い替え、どっちが得?
保証が切れている古い機種は、修理と買い替えで迷うと思います。 目安は次の2つです。
- 修理代が、その機種の中古の相場を超えるなら、買い替えを考える
- ライト以外にも不具合(バッテリーの減りが早い、画面の不具合など)があるなら、まとめて判断する
修理か買い替えかの判断は、「」【旗艦#1公開後にリンク】で詳しく解説しています。
修理に出す前に:必ずバックアップを取る
Apple正規の修理では、本体ごと交換になります。 戻ってくるのは別の本体です。 バックアップがないと、写真やLINEのデータは戻りません。
ライトが壊れていても、iPhone自体は動きます。 修理の予約をしたら、先にiCloudかパソコンにバックアップを取ってください。
次の故障に備える
ライトが直ったら、次の故障に備えておくのもひとつの方法です。 AppleCare+やキャリアの補償に入っていない人は、スマホ向けの保険という選択肢もあります。
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よくある質問
Q. ライトの修理には、どのくらい時間がかかる?
A. 街の修理店(あいさぽ)のフラッシュライト交換は、機種によって60分〜90分が目安です。Apple公式は、修理にかかる時間を公表していません。利用者がSNSに書いている内容では、Apple Storeは当日仕上がりでも3〜4時間待ちという報告が目立ちます。正規サービスプロバイダ(カメラのキタムラ)のバッテリー交換は1〜1時間半という報告があります。本体交換は、在庫があれば当日、なければ後日です。いずれも利用者の投稿なので、正確な時間は予約のときに店舗で確認してください。
Q. 修理でデータは消える?
A. Apple正規では本体交換になるので、元の本体のデータはそのままでは戻りません。バックアップから戻してください。街の修理店の部品交換では、本体はそのままです。ただし、念のためバックアップは取っておいてください。
Q. ライトだけ直せる?
A. Apple正規では、ライトだけの修理はなく、本体交換が基本です。ただし、機種や症状によっては、カメラ部品の交換で済む場合もあります。街の修理店では、ライトの部品だけを交換できる場合があります(あいさぽは iPhone 14 Pro 以前の対応機種のみ)。
Q. 保証期間内なのに、お金がかかると言われた。なぜ?
A. 点検のときに、画面割れや水没など「過失や事故による損傷」が見つかった可能性があります。その場合、AppleCare+に入っていれば12,900円、入っていなければ本体交換の料金になります。
Q. 自分で部品を交換してもいい?
A. おすすめしません。ライトの部品は本体の中にあり、分解が必要です。開けた跡があると、その後の正規の修理で有料になったり、断られたりする原因になります。
Q. 水に濡れたあとにライトがつかなくなった
A. 水没の可能性があります。ライトより先に、水没への対処が必要です。「」を見てください。
まとめ:あなたの最短ルート
- 保証が残っている(1年以内・AppleCare+・au/ソフトバンクのAppleCare Services系) → Apple正規へ。自然故障なら0円
- 保証が切れている → 街の修理店の部品交換と、正規の本体交換の料金を比べる
- 古い機種で、ほかにも不具合がある → 買い替えも検討する
- どこに出すにしても → 先にバックアップを取る
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