現代社会はストレスが
とても多いと言われています。
ストレスは目には見えないので
知らないうちにストレスをため込んでいて
それはあらゆる病気の元と
なってしまうこともあります。
今回の記事では、
ストレスを数値化できる
ストレススキャンというアプリを
ご紹介したいと思います。
ストレスを数値化することで
客観的にストレスを把握し
病気や体調不良を
未然に防ぐことが出来ます。
目次
1:ストレスとは
2:ストレススキャンとは
3:ストレススキャンの使い方
4:ストレススキャンの仕組み
5:ストレススキャンの信憑性とは?
6:実際に使ってみた
7:簡単にできるストレス解消法6選
8:ストレススキャンのまとめ
1:ストレスとは
『ストレス』と聞くと多くの方は
目に見えない精神的ストレスを
思い浮かべると思います。
ただ、ストレスを正式に表現すると
「外部からの原因によって
生体にひずみが生じた状態」
と定義されています。
つまりストレスというのは
精神的なものだけでなく、
何かしらの圧力によって
体の不調や反応が起きる
ということ意味しています。
ストレスが生じると、
心臓がドキドキしたり
血圧が上昇・食欲が無くなるなどの
自律神経の乱れなどを引き起こします。
ストレスを溜め込むと
病気になるケースも多く
特に以下の症状はストレスにより
発症する場合が多いです。
- うつ病
- 蕁麻疹(じんましん)
- 円形脱毛症:
円形または楕円形状に髪の毛が抜ける症状 - 片頭痛:
頭の片側または両側が
ズキンズキンと痛み数時間~数日続く。 - 過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)
下腹部痛が起こり下痢になる。 - 過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)
口の周りや指先がしびれ、意識が遠のく。 - 突発性難聴:
突然聴力が低下し、
耳の聞こえが悪くなる。 - メニエール病:
めまいや吐き気、耳鳴り、
難聴、耳の閉鎖感などがある。
こうした症状以外にも
ストレスにより発症する病気は
多く存在します。
こうした症状を未然に防ぐためには
ストレスをためないことが一番です。
ただ、
自分が現在どの程度の
ストレスを抱えているのか
ということを知ることも
とても大切なことです。
2:ストレススキャンとは
ストレススキャンとは、
人差し指をカメラにあてるだけで、
簡単にストレスを
チェック出来るアプリです。
ストレスというのは
目には見えないので、
ついつい気が付かないうちに
ストレスをため込んでしまいます。
ストレススキャンで定期的に
ストレスチェックをすることで、
ストレスを客観的に
分析することが出来ます。
そうすることで
ストレスをため込む前に
対策をすることが出来ます。
現代社会において
自分のストレスを把握しておくことは
とても大切なことなのです。
3:ストレススキャンの使い方
ストレススキャンを起動した後、
測定をタッチします。
体感ストレス
(現在自分がどの程度の
ストレスがあると感じているか)
と、
睡眠時間を入力し
測定姿勢を選択し、
測定をはじめるをタッチします。
すると測定画面となりますので
カメラに指をくっつけて下さい。
測定中はこのように表示されますので
約2分ほどそのままお待ち下さい。
測定完了後、
このように結果が表示されます。
測定はカメラに指を当てるだけで
約2分ほどで測定出来ます。
ストレス指数は
1〜100で表示されており、
数字が高いほど
ストレスがある状態です。
4:ストレススキャンの仕組み
人の生命維持に不可欠な機能
(心臓の鼓動、無意識の呼吸、
唾液の分泌、発汗など)は
自律神経がコントロールしています。
仕事や人間関係などでストレスが加わると、
この自律神経のバランスが乱れることが
医学的に知られています。
ストレススキャンはスマートフォンの
カメラに当てている指先から心拍数を測定し、
心拍数の揺れを分析することで、
自律神経のバランスを分析し、
ストレスがどの程度
加わっているかを測定できます。
5:ストレススキャンの信憑性とは?
そんな便利なストレススキャンですが
本当にスマートフォンのカメラで
正確な心拍数が計れるのかと
気になる方も多いと思います。
実は科学的に証明されており
信憑性はありそうです。
ストレススキャンのもとになっている技術
世界標準の短時間心拍変動解析(HRV)をもとに開発
心拍と自律神経、あるいはストレスレベルは、1960年代から確認されていました。
「ストレススキャン」の基礎技術は、1996年に「ヨーロッパ心臓病学会および北米ペーシング電気生理学会の委員会」により発表された世界標準、5分間の心拍リズム記録を解析する短時間心拍変動解析(HRV)をもとに開発されています。
スマートフォンのカメラで脈拍をとれるの?
血液中のヘモグロビンは光を吸収することが知られており、心臓が鼓動して新しい血液を送り出すたびに、血管内の血液による光の吸収量は変化しています。
それを利用して、指先にLEDの光を当て、デバイスのカメラから光の吸収量を検知することで脈拍を検出しています。
ストレススキャンの「ストレス指数」
「ストレス指数」は数百万をこえる心拍間隔のデータから、そのストレス傾向を分析し、わかりやすく表現したストレススキャン独自の指標です。
引用先:ストレススキャンの技術
6:実際に使ってみた
実際にストレススキャンを使用してみました。
結果はあまりストレスがない
ということでした。
結果が表示される画面に
専門家からのアドバイスがあり
とても参考になりました。
また、ニュースの欄を見ると
ストレスに関する記事が
一覧することができます。
ストレススキャンを利用することで
ストレスを計測出来るだけでなく、
ストレスとの向き合い方まで
把握することができ、
今後の人生において
とても役立つと感じました。
無料で使用出来るので
ストレスがちょっと気になる方は
試しに使用してみても
いいかもしれません。
休日に計測するのと
緊張状態で計測するのとでは
結果に大きく差が出たので
しっかりと測定されている
ということが分かります。
7:簡単にできるストレス解消法6選
7-1.音楽鑑賞
ストレスでイライラしている時は
音楽を聴くことで、
ストレスを解消することが可能です。
自分の好きな音楽や
聴きたい音楽を聴くことで、
体をリラックスさせることができ、
日々の嫌なことを忘れる事が出来ます。
音楽と言っても、
J-POPやロックなどの音楽から、
クラシックやジャズ
といったジャンルもあります。
あなたが心地がいいな〜と
感じられる音楽を聴き
ストレス発散に役立てて下さい。
また、音楽ではなくても
川の流れや鳥のさえずりなど
自然の音を聴くのもオススメです。
最近では音楽療法といって
病気の治療や予防に
音楽が使われるケースも多く、
音楽は人の心を落ち着かせることが
科学的に効果があると実証されています。
因みに脳や体がリラックスしている時は
脳からα(アルファ)波という脳波が
発生していることが科学的分かっています。
α波とは気持ちが落ち着いている状態や、
リラックスしている状態、
集中しているときに見られる波形です。
脳がα波を出しているときは、
以下のように様々な効果が現れます。
- 脳の活性化
- 体と脳をリラックス
- ストレスを和らげる
- 免疫力アップで病気を予防
「手軽にα波を出す方法はないの?」
と思う方も多いと思います。
実はα波を発生させるための
音楽があります。
鳥のさえずり、水の音、風の音など、
まるで自然の中にいるような
落ち着いた気持ちになれます。
自然の音を聞いて
リラックス気分に浸ってみてはいかがでしょう?
α波音楽
7-2.運動
運動をすることも
ストレス解消効果が期待できます。
運動、例えば筋トレやランニングをすると
単純な繰り返し動作を行う間は、
その動きに集中できて
他のことは一切考えずに
没頭することができます。
そのため、日頃の悩みや不安は
頭から消えてしまうので、
ストレス解消になります。
有酸素運動をすると、
血流が良くなり心拍数が上がり
体温が上昇します。
運動後は逆に血流が穏やかになり
心拍数も下がり体温が戻ります。
この体温の変化により
体がリラックスを感じます。
体がリラックスをすると、
精神的にもリラックスすることが
できるようになります。
運動にもいろいろな方法がありますが、
手軽に始められるのはウォーキングです。
ウォーキングはケガのリスクも少なく
スポーツ用品を
購入する必要もなく経済的です。
ウォーキングをしながら
外の空気を吸うと気分転換になり
体をリフレッシュすることができます。
また、20分以上ウォーキングをすると
心筋梗塞や脳卒中、がんなどの
死亡リスクが低下することが判明しています。
たった20分のウォーキングがあなたの命を救う
1日20分の活発なウォーキングを続けることで、心筋梗塞や脳卒中、がんなどの死亡リスクを下げられることが、英国のケンブリッジ大学による研究で明らかになった。
「寿命を縮める最大の要因は運動不足です。健診の検査値が悪かった人は、いますぐ運動を始めるべきです」と、研究者は述べている。研究チームは、運動不足と死亡リスクの関係を調べるために、「欧州がん・栄養前向き調査」(EPIC)に参加した33万4,161人の男女のデータを分析した。参加者の身長・体重・ウエスト周囲径を測定し、運動や身体活動に関するアンケートを行い、平均12年間追跡して調査した。
参加者のうち、1日の大半の時間を座ったまま過ごしており運動不足だった人は、およそ4分の1(22.7%)だった。
解析した結果、1日20分のウォーキングに相当する中強度の運動を続けている人では、運動不足の人に比べ、死亡リスクが16~30%低下していた。
一方、肥満や過体重も死亡リスクの上昇に影響するとみられていたが、運動不足の方がより深刻な危険因子となることが判明した。
運動不足を解消した場合に死亡リスクは7.4%低下するが、肥満を解消した場合は3.7%しか下がらないと、研究チームは推定している。
運動不足は死亡リスクを高める最大の要因
欧州では、約33万7,000人が肥満や過体重が原因で死亡しているが、運動不足が原因で死亡する数はその2倍の67万6,000人に上るという。
「調査結果が示していることはシンプルです。運動不足は死亡リスクを高める最大の要因です。20分のウォーキングで燃焼できるカロリーは90~110kcalです。たったそれだけの運動で死亡リスクを大きく減らすことができ、健康効果を得られます」と、研究を主導したケンブリッジ大学の医学研究協議会(MRC)のウルフ エケルンド教授は言う。「毎日20分のウォーキングでも、全く何も行わない場合に比べ大きな差が出ます。運動習慣のない人は、少しの時間でも良いので今すぐ運動を始めるべきです」と強調している。
「電車やバスを使わずなるべく徒歩で通勤する、エレベータを使わず階段を使うといった日常での工夫で、簡単に10分のウォーキングは達成できます。10分のウォーキングから始めて、それを20分に増やし、慣れてきたら週に150分にまで増やすことをお勧めします」と、研究者は述べている。
自宅周辺で自分でウォーキングコースを作り
自分のペースでウォーキングをするといいでしょう。
私の場合は会社に出社する前に
ジムで筋トレとランニングをする
ということが日課なのですが、
ジムに通う前と比べると
頭の回転が早くなり
ストレスも軽減したように感じます。
7-3.笑顔
実は笑うだけでも
体に健康的な効果を
もたらす事が出来ます。
例えば、
- 免疫機能アップ
- 緊張を和らげる
- がん細胞を追い払う
- 体をリラックスさせる
- プラス思考になる
- 痛みを和らげてくれる
大好きなお笑い芸人や
友人と笑い合うことで
ストレスを解消させてみてはいかがでしょうか?
7-4.呼吸法
人間の呼吸は
大きく2種類に分かれます。
胸で呼吸する
「胸式呼吸」と、
お腹(腹筋や横隔膜)で呼吸する
「腹式呼吸」です。
胸での呼吸(胸式呼吸)を続けると、
心理状態が不安定になりやすい事が
近年になって判明しました。
胸式呼吸は多くの空気を
身体に循環させる呼吸ではないため、
心が落ち着きにくいと言われています。
一方、お腹での呼吸(腹式呼吸)は、
多くの空気を身体に循環させるため、
心がリラックスしやすいといわれています。
なので身体や神経を
リラックスさせたい時には、
お腹で呼吸(腹式呼吸)をすることが
とても大事なんですね。
呼吸法は以下を参考にしてみて下さい。
STEP1:呼吸を整える
まずは、目を閉じ、呼吸を整えます。
(できるだけ静かな場所で座るか、
横になってください)
STEP2:リラックスする。
身体の力を徐々に抜き、
呼吸に集中しましょう。
STEP3:ゆっくりと呼吸する。
下腹を意識して、
鼻からゆっくりと息を吸い込み、
口から吐き出します。
頭をカラッポにして、
何も考えずにただただ
自分の息づかいに注意を向け続けます。
これだけで心身ともに
リラックスしストレスを
軽減させることが出来ます。
7-5.睡眠
睡眠にはレム睡眠と
ノンレム睡眠があります。
ノンレム睡眠は
大脳を休ませるため、
レム睡眠は
体を休ませるためにあります。
レム睡眠の効果の効果としては、
- 記憶を定着させる。
- ケガを治したり美肌効果がある。
- コルチゾールという物質によって免疫力がつき、
病気にかかりにくくなる。 - 血圧が下がり、心拍数・呼吸数が減る。
- リラックスモードになる。
ノンレム睡眠の効果としては、
- 脳の疲れを取り思考を正常にする。
- 精神的な安定、ストレスを減らす。
という効果があります
質の良い深い睡眠(ノンレム睡眠)は
ストレスを軽減さえる事が出来ます。
7-6.読書
読書もストレス発散には効果的です。
リラックスした状態で
読書を楽しむというのは
とても心が落ち着くと思います。
日頃のストレスや嫌なことを忘れて、
読書を楽しんでください。
7-6-1.読書の効果
読書のように
脳に刺激を送る動作をしている人は、
アルツハイマー病になるリスクが
低くなると言われています。
読書を行うことで
ストレス解消だけでなく、
病的リスクも
抑えられる効果があります。
8:ストレススキャンのまとめ
ストレスのたまりやすい現代社会では
ストレスとどのように向き合うかで
健康にも不健康にもなります。
ストレススキャンを活用することで
いつでも気軽に
ストレスチェックが出来きます。
自分のストレス度合いが分かれば
「今日は無理せずに休もう」
という選択をすることも出来るので
ストレスによる病気になる手前で
予防することが出来ます。
健康を損ねてしまえば
元も子もありません。
ストレスの多い世の中を
健康的に生活するためには
こういったストレス測定があると
大変役立つのではないでしょうか?
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