お使いのiPhoneが故障した際にどこに持っていけば良いのか分からない悩まれている方をよくお見受けまします。
この記事では正規店と非正規店ができることの違いやどのようなシチュエーションやお抱えの悩みの際によってどこにiPhoneを修理へ出せば良いのかを解説していきます。
1.iPhone修理の正規店と非正規店の違い
正規店と非正規店の違いはAppleからの認可を受けて修理サービスを提供しているか否かにあります。
Appleからの認可を受けるということは、Appleが提供している純正の修理パーツを使って修理をすることができる、店舗のサービスクオリティや設備、修理をする技術スタッフがAppleの設ける基準を満たしているということを指します。
非正規のiPhone修理屋さんも大別すると総務省(国)の認可を受けている修理屋さんと非認可の修理屋さんに分かれています。
正規店と非正規店の具体的にな違いはメリット・デメリットでご紹介していきます。
2.iPhone修理正規店で修理を受けるメリット
- Appleの製品保証やAppleCare+を適用できる
- リコールに対応ができる
- 部品の品質は非正規と比較すると良い
順番に解説していきます。
2-1.Appleの製品保証やAppleCare+を適用できる
AppleCare+に加入であれば2年間の無償修理の適用が受けられるのと、画面が割れた際に2回まで安い金額で修理サービスを受けられることが最大のメリットかと思います。
2-2.リコールに対応ができる
リコールが発生した場合に正規店であれば特別なサービスを受けることができます。
2-3.部品の品質は非正規と比較すると良い
Appleから正式に供給された修理パーツを使っているので、交換した部分は新品と同等の品質を受けることができます。
3.iPhone修理正規店の修理を受けるデメリット
- iPhoneユーザー数に対しての店舗数が少ないので平日でも混雑する
- 修理の際は基本的には初期化を前提に進める
3-1.Phoneユーザー数に対しての店舗数が少ないので平日でも混雑する
ユーザー数に対しての正規店の店舗数が足りていないので、平日でも時間帯によっては混雑します。特に休日は当日来店ではスムーズにサービスを受けることが難しいです。予約なしの場合ですと最大5時間ほどかかる場合があります。
3-2.修理の際は基本的には初期化を前提に進める
iPhoneのバッテリー交換やカメラ交換などの修理は故障具合によってはiPhoneの初期化が必要ない場合がありますが、交換するパーツの相性などによっては初期化してからでないうまく連動できない場合などがありますので、基本的には正規店で修理をする場合にはバックアップをしておかないとデータが無くなるという気持ちで行ったほうがいいです。
正規店の店舗サービスによってその場でバックアップを取ってくれるサービスもありますが、数千円の有料のサービスになります。
4.非正規店で修理を受けるメリット
- データを消さないで修理ができる
- 非正規店でしかできない修理がある
- 修理完了までが早い
4-1.データを消さないで修理ができる
非正規店でのiPhone修理の最大の魅力はデータを消さないで修理ができることが強いです。
- タッチパネルが反応しない問題
- 画面が勝手に反応してしまう問題
- 音やバイブの反応はあるが画面が真っ暗にな問題
- ガラス割れがひどく操作ができない問題
- バッテリー膨張で画面が浮いてしまい操作ができない問題
上記のような画面系のトラブルの場合は操作ができないのでバックアップを取ることができないのでどうしてもデータの消失をしたくない方はアリかと思います。
4-2.非正規店でしかできない修理がある
正規店はカメラやディスプレイやバッテリーなど故障の症状が多い部品がサービスとして提供されていますが、細かい修理サービスまで提供されていないので、
例えば
- 充電ドックの接続が悪い
- リアレンズが割れた場合
- ホームボタンが反応しない
- スリープボタンが反応しない
- マナーモードのスイッチ(サイレントスイッチ)が調子悪い
- バイブが反応しない
- 3年を経過したiPhoneのバッテリー膨張の場合
などの故障の場合には本体まるごとの交換対応になってきます。非正規店は細かい修理サービスをウリとしていますので上記のような症状の場合でも部分的な修理サービスを受けることが可能です。
4-3.修理完了までが早い
正規店のデメリットの真逆になりますが、非正規店の方が店舗数が多いので、混雑や長時間待たないで修理サービスを受けることが可能です。待機時間の目安としては最大2時間ほどです。
5.非正規店で修理を受けるデメリット
- Appleでは改造品の判定になる
- 修理パーツの質が違う
5-1.Appleでは改造品の判定になる
非正規店で修理サービスを受けたiPhoneはApple的には改造品の扱いになりますので、お使いのiPhoneがAppleCare+や1年間の保証期間内であった場合に今後Apple純正の保証サービスを受けられなくなる場合があります。非正規店の修理に対する判断は緩和されつつありますが、正規店や正規店に属する技術者の判断基準によって正規サービスを受けられるか変わってきます。
具体的には非正規店で修理サービスを受けると以下のデメリットが起こりえます。
- AppleCare+が使えなくなる
- メーカー保証が適用されなくなる
- 下取りができなくなる(キャリアの)
非正規店で修理サービスは受けていないが、iPhoneのネジを外して中を開けた。iPhoneの中を開けると改造品扱いだが、iPhone開けて閉めただけでは分からない
というのを検索上で拝見したのですが正直に申し上げると開けたかどうかは分かります。
5-2.修理パーツの質が違う
パーツの質が違うと感じています。一見すると違いは変わりませんが故障への耐久性が低いです。特にディスプレイですね。すべての非正規店さんのパーツを拝見したわけではないので断定はできませんが、総合して見る限り、純正パーツではないので故障への広が具合といいますのでしょうか、ありえない壊れ方をする印象があります。
6.iPhone修理の正規店と非正規店のどちらがぴったりかは
iPhoneが故障した際に正規店か非正規店のどちらがぴったりかは、
- iPhoneのバックアップがどうしても取れない状況にありデータを消したくない方
- iPhoneの修理料金を格安で抑えたい
- 最寄りにiPhoneの正規修理店がない場合
- iPhoneの修理で長時間待つのが嫌な方
は非正規で修理をして頂き、当てはまらない方は正規店で修理を進めて頂くことを推奨致します。