iPhone6sバッテリー交換40分以内とかマジ無理ゲーな件

こんちは!
中の人です。

毎日修理をしている中で
1回の修理の制限時間が
30分から40分なのですが、
(拠点によって時間の変動はあると思います)

iPhone6sの
バッテリー交換で
40分以内は無理ゲー

なんですけど
実際に実施している

iPhone6sバッテリー交換
の作業工程を解説していきます。

1.iPhone6sバッテリー交換17ステップ
2.iPhone6バッテリー交換との比較
3.バッテリー交換の事務的作業
4.まとめ
5.2016/12/27追記:適用対象外の電源落ちるiPhone6sを解決する4つの方法
6.2017/01/18追記:iPhone6sリコールなんだけど画面ヒビで対象外な件
7.2017/01/19追記:iPhone6sリコール問題の記事まとめ

 

Contents

1.iPhone6sバッテリー交換17ステップ

iPhone6sバッテリー交換は
大まかにあげると17ステップ
に分かれるかと思います。。

1-1.iPhone6s本体を開ける

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画像引用:ifixit

iPhone6sは
内側に防水パッキンのような
粘着シールで密閉されているのですが、

粘着の強さ?なのか
スムーズに開けられるものと
粘着が超硬いものと
個体差があるように感じます。

粘着シールを画像のように
切りながら持ち上げていきます。

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画像引用:ifixit

iPhoneの下部
サイドと粘着シールを切っていきます。

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画像引用:ifixit

粘着シールの
切り取りが完了しましたら、
ディスプレイを持ち上げることができます。

eopgjxmpn1avdmpt画像引用:ifixit

1-2.バッテリーコネクタを外す

iPhone6s本体が開いたら、
バッテリーと本体が
接続されているコネクタを
取り外します。


画像引用:ifixit

1-3.新しいバッテリーを取り付ける

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画像引用:ifixit

上の画像は違うんですけど

新しく取り付ける
バッテリーを用意して、
古いバッテリーの上に
新しいとバッテリーを重ねて

バッテリーコネクタを
新しいバッテリーに
繋ぎ変えます。

1-4.モバイルリソースインスペクタを行う

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新しいiPhone6sの
交換用のバッテリーを
古いバッテリーの上に載せ
バッテリーコネクタを入れ替えたら

その状態のまま
iPhoneを起動して
モバイルリソースインスペクタ
(旧iOS診断)を実施して
新しいバッテリーが
本当に問題がないかを確認します。

1-5.ディスプレイを外す

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画像引用:ifixit

モバイルリソースインスペクタ(旧iOS診断)で
問題がないかどうかを確認出来ましたら、

古いバッテリーと新しいバッテリーを
入れ替える作業に移ります。

ディスプレイを外す理由としては
次で説明する防水パッキンを剥がしやすくするのと、
防水パッキンの張替えを行うのに
外さないと行えないから外します。

繊細なディスプレイケーブルに
気をつけながら外します。

displaycable
画像引用:ifixit

1-6.防水パッキン剥がす

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画像引用:ifixit

バッテリ交換後
新しいパッキンに
張り替えてiPhone6sを
密閉する必要がありますので、

古いパッキンを
全て剥がします。

コレが剥がれない剥がれない
プチプチ断線して、
時間かかります。

稀にうまく剥がせるのも
あるので個体差があるように感じます。

1-7.古いバッテリーの粘着シールを剥がす

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画像引用:ifixit

意外と
古いバッテリーシールを剥がすのも難関。

画像のようにピーッとシールが伸びた時は、
あと1分以内くらいでバッテリーを外せるんですが、

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画像引用:ifixit

毎日バッテリー交換やっていると
3割くらい粘着シールがまったく伸びない
iPhone6sに出くわすんですけど、

伸びない粘着シールだと
一瞬でぶち切れてしまうので、
こうなると、粘着シールが
バッテリーの下に潜ってしまうので、
シールを剥がすのに10分以上苦戦する
という悲惨な状況になります。

1-8.古いバッテリーを取り外す

粘着シール剥がしが
完了したら古いバッテリーを
本体から外すことが出来るようになります。

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画像引用:ifixit

1-9.新しいバッテリーに粘着シールを貼る

古いバッテリーを外したら、
新しいバッテリーに入れ替える準備を進めます。


画像引用:ifixit

新しいバッテリーに
粘着シールを取り付けます。

1-10.バッテリーを本体にくっつける


画像引用:ifixit

剥離フィルムを剥がし
本体にくっつけます。


画像引用:ifixit

1-11.プレスでバッテリーと本体を圧着する

iPhoneとバッテリーを
圧着するための
専用の機械があるので

バッテリーを
iPhoneに圧着します。

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画像引用:cultofmac

1-12.新しい防水パッキンを貼る

上の画像は
純正パーツじゃないので
若干デザインが違うのですが、

純正だと、
上の画像の赤枠内が、
ディスプレイやバッテリーを
調整&取り付けが出来るように
ドーナッツ上になっています。

剥離フィルムを剥がして
iPhone6sの内側の縁に
合わせて貼り合わせます。

防水パッキンの貼り付けが
ズレると厄介なので
結構気を使います。

2016-12-14_230936
画像引用:Go Cell Phone Repair

1-13.ディスプレイを取り付ける

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画像引用:ifixit

防水パッキンの貼り付けが
完了しましたら、ディスプレイを取り付けます。

1-14.バッテリー蓋を取り付ける

次にバッテリーコネクタ部分の
蓋をつけます。

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画像引用:ifixit

1-15.パッキンのフィルムを剥がす

パッキンのフィルムの
青い部分を全て剥がします。

1-16.ディスプレイをはめ込む

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画像引用:Repairs Universe

ディスプレイをズレたまま
はめ込んでしまわないよう気をつけて
はめ込んでいきます。

  • ディスプレイと本体の枠(上部など)に
    隙間ができてしまった場合や
  • 防水パッキン(黒いゴムみたいな素材)が
    本体とディスプレイの隙間から
    はみ出てしまった場合は、

ディスプレイを再度取り外して
防水パッキンを全部剥がして
新しいパッキンを貼るところから
やり直しなわけです。

1-17.プレスでディスプレイを圧着する

専用のプレスで
ディスプレイと防水パッキンを圧着します。

ディスプレイの圧着が完了したら
iPhone6sのバッテリー交換の全行程が完了となります。

2.iPhone6バッテリー交換との比較

iPhone6のバッテリー交換は
工程数が少ないのと、
ディスプレイを取り外す必要がないので
比較的スムーズに進められます。

iPhone6のバッテリー交換の
修理ステップを解説していきます。

2-1.iPhone6本体を開ける

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画像引用:ifixit

 

iPhone6は
防水パッキンがありませんので、
専用のドライバーでネジを
外せば、吸盤のツールで
簡単に開けることが可能です。

2-2.バッテリーコネクタを外す

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画像引用:ifixit

バッテリーコネクタの
部分はiPhone6sと
同様になりますので、
割愛します。

2-3.新しいバッテリーを取り付ける

pcjm1vmawdctcfxv画像引用:ifixit

新しいバッテリーの
取り付けもiPhone6sのときと
同様にモバイルリソースインスペクタで
動作確認するために

古いバッテリーの上に
載せてからコネクタ部分を入れ替えます。

2-4.モバイルリソースインスペクタする

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iPhone6sと同様に
新しいバッテリーに問題が
ないかを確認します。

2-5.古いバッテリーの粘着シールを剥がす

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画像引用:ifixit

iPhone6も
iPhone6sと同様の仕様で
剥がすことが可能です。

2-6.古いバッテリーを外す

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画像引用:ifixit

バッテリーの取り外しも
iPhone6sと同様の所作になります。

2-7.新しいバッテリーにシールを貼る

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画像引用:ifixit

新しいバッテリーにシールを貼るのも
iPhone6sと同様の所作になります。

2-8.バッテリーを本体に取り付ける

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画像引用:ifixit

バッテリーを本体に取り付けるのも
iPhone6sと同様の所作になります。

2-9.プレスでバッテリーと本体を圧着する

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画像引用:cultofmac

プレスでバッテリーを
圧着する作業もiPhone6sと同様の所作になります。

2-10.バッテリー蓋をつける

huta
画像引用:ifixit

バッテリーの蓋をつける作業も
iPhone6sと同様の所作になります。

2-11.ディスプレイをはめ込む

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画像引用:Repairs Universe

バッテリーの蓋をつけたら
ディスプレイを
はめ込めば完了になります。

iPhone6sとの違いは
iPhone6sは
ディスプレイの
取り外しと付け直しに
神経と時間を使うことと、

防水パッキンの
取り外しと取り付けが
時間がかかってしまいます。

3.バッテリー交換の事務的作業

iPhone6sのバッテリー交換
17工程にプラスアルファで
下記の事務的な作業があります。

3-1.重要事項の説明

所要時間:3から5分

  • バックアップやってますか?
  • 万一データ消える場合が
    ありますが大丈夫ですか?
  • 契約者と持ち主が別の場合、
    契約者は同意していますか?
  • 修理始めたらキャンセル出来ませんが
    大丈夫ですか?

などなどの確認作業と
お客様情報の記入があります。

3-2.修理完了iPhoneの動作確認

所要時間:3分前後

バッテリー交換した
iPhone6sが正常に動作するか
動作テストをお客様の目の前で
行い問題ないかチェックしてもらいます。

3-3.Appleへ提出する修理データ作成

所要時間:7から8分前後

故障状況の入力や
どういうトラブルシューティングをしたのか
なんの部品を使ったのかなど、
文面を送信します。

3-4.ユーザー様へ渡す書類の作成

所要時間:3分

上のApple向けの書類を
作成しながら、ユーザー様向けの
書類を同時に作成します。

3-5.その他質問受付、お帰りの案内

所要時間:3から5分

作成した書類を
ユーザー様に確認してもらい、
質問などを受けます。

ここまで20分前後
かかります。

事務的な作業は
ユーザー様との
相互確認があり、

一方的に
進めることが出来ませんので

バッテリー交換修理で
時間をどこで省略するかは

バッテリー交換作業を
短縮するかになってきますが、

修理中に
急ごう急ごうとすると

ユーザー様の
iPhoneを破損させてしまったり
事故につながる可能性があるので、

現実的じゃあないです。

僕の場合は、
バッテリー交換作業で
最短50分が限界です。

修理中の
技術レベルが
もっと高くなるか
修理判断の機転が
高まれば、

もっと
早く出来るんでしょうけど、

現状の僕にとっては
無理ゲーなんですよ。

4.まとめ

今回は、
iPhone6sバッテリー交換の
作業工程と実情を
ご紹介したわけですが、

そもそも、
iPhone6sとiPhone6で
同じバッテリー交換だけど
工程数の異なる修理で
同じ時間内でやってくれ
というのは無理ゲーですよ。

バッテリー交換中
あくまでスムーズに
行くパターンを紹介したわけで、

実務は大なり小なり
トラブルがつきまといます。

  • 制限時間を増やしくれるか
  • 時間内で終わる対応(本体交換)
    にしてくれるかとかしてくれないと

一番困るのは、
ユーザー様なわけですよ。
アップルさん。

5.2016/12/27追記:適用対象外の電源落ちるiPhone6sを解決する4つの方法

iPhone6s電源が落ちるプログラムに対象外のシリアル番号だが電源が落ちてしまう場合に、どういった解決策があるのかをまとめました。

適用対象外の電源落ちるiPhone6sを解決する4つの方法

6.2017/01/18追記:iPhone6sリコールなんだけど画面ヒビで対象外な件

iPhone6sの電源が落ちる問題に対象のシリアル番号だが、画面にヒビがある場合に、どういった対処法があるのかを解説しました。

iPhone6sリコールなんだけど画面ヒビで対象外な件

7.2017/01/19追記:iPhone6sリコール問題の記事まとめ

iPhone6sの電源が落ちるリコール問題で取り上げた記事をまとめました。

2016/11/28:iPhone 6sのバッテリー交換プログラムをリリース!だがしかし、
2016/11/29:iPhone6sユーザー「交換プログラムで修理したい」僕「出来ないっす。。」
2016/12/04:iPhone 6sシャットダウン問題プログラム続報!まだ?
2016/12/07:【永久保存版】iPhone6s/6s Plus修理ガイド-料金、保証、修理期間、代替機、予約は?
2016/12/13:iPhone6sバッテリー入荷でようやく開始!だが、別の問題が
2016/12/14:iPhone6s交換プログラムは本体交換でよくね!?